2015年1月5日月曜日

ドイツに送り込んだオランダの伏兵はベルギーから

六本木に昨年オープンしたキリンシティへ。すでに他で飲んで2軒目なので、一番搾りスタウトからスタート。三回注ぎのビールは適度に炭酸が抜け温度もやや上がるので口当たりも味わいも優しいのが好きだ。


と、差し込みメニューに見慣れないビールがある。お、最近ハイネケン・キリン社が輸入を始めたAffligemというベルギービールだ。なんでハイネケンがベルギーと思ったが、2000年にこの醸造所はハイネケン社の傘下に入ったとのこと。

キリンシティと言えば、もとはドイツのケーニッヒシティというビアパブをお手本にした業態だけど、昨今のベルギービール人気は見逃せないんだろう。歴史ある修道院ビールを飲んでみた。


ラベルにダブルファーメンテーションとあるが、ビールを瓶に詰める際に少量の砂糖と酵母を加えて瓶内発酵をさせているよう。そしてその酵母には凝集性があるとのことで、発酵が終わった後は澱になって瓶の底に沈む。このブランドは、ビールの上澄み90%を「ボディ」、底の酵母が沈んだ10%程度を「ソウル」と呼び、それぞれを別々に注いで味わいの違いを愉しむことを奨めている。その説明が描かれたコースターとグラス大小2個が出され店員さんがボディとソウルを注ぎ分けてくれた。小さなグラスはお猪口サイズだけど、ちゃんと聖杯型をしている。


修道院ビールとしては比較的軽めで、キリンシティの充実したフードメニューに合わせて愉しめるビールだと思う。せっかくだから、もう2〜3種類ベルギービールがあると嬉しいんだけど、あまりここに力が入ると業態のコンセプトが変わっちゃうかな〜

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