2015年1月16日金曜日

泡と消えることのない時間の蓄積

会社の関係があるので普段はまず行くことはなかったのだけど、機会がありライオン銀座七丁目店へ。昭和9年に創建されたこのビル、この空間で、実に80年以上の間、変わらずビールが提供されてきた。昭和9年といえば亡き父の生まれ年だ。


高い天井、重厚な壁面に見事なガラスモザイク、歴史と人のエネルギーを感じながらビールを楽しめるこの空間は、簡単には真似できない、真似できるはずがない。


酒を飲むという行為を、液体を喉に流し込んで、うま〜いっていっているだけで終わらせるはもったいない。ここのように酒を飲む場に歴史があり、酒そのものにも歴史がある。酒の歴史は人類の歴史。


それを職業にして生きていけるとしたら、ずいぶん幸せなことだと思う。

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