先月オープンした常陸野ブルーイング・ラボへ行ってきた。
マーチエキュート神田万世橋の万世橋寄りの角に居を構えたこのビアパブでは、ビールの仕込み工程を体験することもできる。アンテナショップとか情報発信地という一方向的な在り方ではなく、常陸野ネストと消費者の交流&創発の場を目指しているのだろう。
ビールの製造設備や原材料・備品に囲まれてクラフトビールを飲むのはまた格別の気分。
メニューには8種類のビールが並ぶ。カウンターで代金を支払った後にビールを注いでくれるキャッシュ・オン・デリバリー、小振りのグラスで一杯均一680円。
フードは、日本酒のワンカップを思わせるビンに調理されたものがパックされており、これをお皿にあけていただく形。なかなか印象的だ。
店内は意外にコンパクト。長居するより、ちょっと寄って軽く飲んでいく場所だと思う。奥には数種類の麦芽のストックが積んでありビール工場の片隅にいるような気分になる。
カウンターの上には様々な醸造関係の小物が。連れの醸造系リケジョ&リケおやじが興味を示し、あれやこれやとホップエキスを楽しそうにいじっている。これをビールに垂らしたりして新しいビールの香味設計に活かすんだろう。楽しい♪
ちなみに、ここでは仕込み工程までを行い、麦汁をタンクで茨城県の醸造所へ運んで発酵させるそう。だからここはマイクロブルワリーではなく、ビールを考える「ラボ」なんだな。発酵工程・貯酒までをお客さんと共有できたらすごいんだけど、そこまでやるには設備的にもオペレーション的にもハードルが高すぎるか。
いずれにしても、木内酒造、常陸野ネストは国内でも海外でも日本のクラフトビール業界を力強く引っ張ってくれる。刺激を受けるね。
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