2014年11月28日金曜日

幻影の醸造所?

11月24日のクラフトビールのイベントに行った際に引っかかったのが「ファントム ブルワリー」という言葉。そもそも「クラフトビール」という言葉もいつ出てきたのかわからない程この辺のことに疎くなっていた僕には、「ファントム(幻影)」と聞いても戦闘機しか思い出せない。話を聞いているとどうやら委託醸造ということのようだが、クラフトビール会社の当人の中にも「ファントム」と言われて、まだ馴染めない様子の方がいた。

僕が「G」に関わっていた2002年から2007年頃は、単に委託醸造/コントラクト ブリューと言っていたわけだけど、そのお手本は1980年代から90年代にかけてアメリカで大きく成長したボストン ビア カンパニーだった。 ビール工場に対する設備投資をしない分、マーケティング投資をしてブランドを確立した。どちらかというとビジネスモデル寄りの観念。

これに対して、僕がネットで見て回って理解した「ファントム ブルワリー」のイメージはこうだ。ある醸造家もしくはブランドが、自前の醸造所ではなく他人の醸造所で、その醸造所の特性を活かし、またはその醸造所とコラボしながら、個性的なビールを作っていく。ビジネスモデルではなく、作り手寄りの商品説明的な発想なんだと思う。 「委託」よりも「ファントム」の方が響きがカッコいいしね。

ワインのうんちくの世界にぐっと寄ってきた感じがしますな。
ちょっとキャッチアップしないと。





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