2014年11月27日木曜日

クラフトビールの可能性

11月24日、日本ビアジャーナリスト協会主催の「世界に伝えたい日本のクラフトビール」というイベントに参加してきた。同協会長の藤原ヒロユキさんが聞き手となり4名のクラフトビールビジネスの経営者が語るという形式。

4名というのはコエドビールの朝霧さん、横浜ベイブルーイングの鈴木さん、Rioブルーイングの菅原さんと日本クラフトビールの山田さん。


コエドはクラフトビール界では“大手”、『COEDO』ビールは今や広くコンビニやスーパーでも買えるメジャーなブランド。横浜ベイは横浜関内の小規模醸造設備併設パブ。Rioブルーイングは国内でベルギービアカフェを展開するM'sKitchen社が自社ブランドビールの委託醸造を始めたもの。日本クラフトビールは『馨和 KAGUA』ビールをベルギーで委託醸造している。

イベントのタイトルはやや勇み足気味な感じはするものの、それぞれの会社が醸造や販売に関してそれぞれの形で海外とボーダレスにつながっていることが印象的だった。酒類、ビール類の消費量が減ってはいるものの、クラフトビールにとって日本の市場はまだまだ大きい。これまでの感覚なら、日本市場の開拓も途上の小規模な地ビール会社が海外市場にまで手を出すというのは拙速ということになるが、「日本より海外で売る方がやさしい」という言葉も出た。クールジャパンの追い風もあるだろうし、完成度の高い商品は外国でも十二分に魅力的。若い経営者にとって国境はハードルにならず、むしろビジネスチャンスと捉えている。

面白いことになってきたなと、思った次第。


<おすすめ書籍>
ブランドのはじめかた
コエドビールが“地ビール”からプレミアムクラフトビール『COEDO』に生まれ変わった経緯は示唆に富む。

0 件のコメント:

コメントを投稿